幼友達

40歳の瀬戸康介はIT企業の代表取締役社長。
ほとんど寝ずに仕事を片付けて、タクシーを飛ばして町田にあるカフェまでやってきた。
美晴に会うためである。
彼女は2年前に夫の信一郎を亡くし、1人でこの店を経営している。
3人は幼馴染みだった。
信一郎が亡くなったのは、ちょうどこの店の開店準備をしている時。
夫の夢を引き継ごうとした美晴だったが、経営は上手くいっていない。
康介は担当直入に「金を貸してほしいんだろう?」と口にする。
経営者として厳しい指摘を続ける康介。
すると、美晴は康介の膝を撫でてきた。
彼女は少し痩せたように見えるが、その代わりにしんみりとした美しさがあり、やけにそそる感じがする。
白いパンツに細身のシャツを着ていた。
「お願いコウちゃん、私を抱いて」。
康介が昔からどうしようもなく惚れていることを、美晴はちゃんと分かっていたのだ……。

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