
板野は50歳のバツイチサラリーマン。
出張で京都に来ている。
サポート役として同行したのは45歳の野坂由貴子。
人付き合いをしない女性で、長い髪の毛をひっつめて眼鏡をかけ、化粧も薄い。
今まで結婚したことはないらしく、色気も男の気配もなく、地味なおばさんという印象しかない。
板野もこれまで用事以外のことを喋ったことがなかった。
しかし、京都育ちの彼女がサポートしてくれたおかげで仕事は早く終わった。
何となく2人で夜の北野天満宮へ梅を観に行き、そのまま食事をすることに。
いろんな話をした2人は、料理屋で梅酒を楽しんだ。
すこし酔ったのか、由貴子の頬は少し赤く染まり、京の言葉が時々混じるようになって、それが可愛らしく見えた。
自然な形で2人は一夜を共にする。
旅先での過ちで終わるはずが、板野はそれからも由貴子が気になってしまい……。
まだレビューはありません

