鍵穴は濡れている

26歳の小滝治は長野県の湖があるR町を彷徨っていた。
結婚を誓い合い、数日前まで激しく愛し合っていた桐谷椋美が行方不明になったのである。
24歳の椋美は一人っ子で、既に両親が他界しており、天涯孤独の身。
独身最後の旅行で母の故郷であるR町に来たまではわかっていた。
治は椋美と思わしき鼻歌が聞こえる大きな廃家を発見。
家から体付きが立派な老人が姿を現した。
椋美のことは知らないと言い張る。
近くで鼻歌を聞き、ここにいるのが椋美だと確信した治は、その日の夜に家に忍び込んだ。
母屋の一部屋にとうとう椋美を見つける。
白い木綿のパジャマを着た彼女は、片足をギブスで固め、ベッドに寝ていた。
椋美がオナニーを始めると、治はたまらず部屋に飛び込んだ。
そして、ギブスをはめた彼女とシャワーも浴びずに求め合い……。

まだレビューはありません

購入・お申し込みはこちら