
還暦を過ぎた里中信一郎は農家。
妻と2人で暮らしており、別棟には一人息子の隆太と嫁の美貴子、今年4歳になる孫が住んでいる。
今は腎臓に疾患を抱えている隆太が入院中。
働き手を欠く状況は大きな痛手だ。
経営は厳しく、新たな事業のワイン造りを始めたが、こちらも成果は芳しくない。
信一郎はため息をこぼすばかり。
それでも38歳の年上女房である美貴子は控え目で気が優しく、働き者なのは救いだった。
そんなある日、夜に家を抜け出す美貴子を見かける。
こっそりつけてみると、彼女はワインの製造所で、隣村に住む田口という男と逢い引きしていた。
いつもはラフな恰好をしている嫁だったが、今は襟元と袖に黒のパイピングが入ったクリーム色のワンピースを着ている。
深紅のルージュ、ブラウンのアイシャドー、イエローベースのチーク。
あでやかな化粧を施した彼女は、慎ましい人妻から女の顔に変貌していた。
激しいセックスを覗き見してしまった信一郎は……。
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