フミとノッコ

「男に怖がられて敬遠されるような女にはなりたくないよねー」。
フミとノッコは中高の6年間、何度もそう言い合った。
田舎の校則が厳しい学校に通っていたから、周りは地味なダサい女ばかり。
2人は些細なことながらも平気で校則を破っていたから目立っていた。
フミとノッコが強く禁じていたのは男子との交流。
それをするのは東京の大学に通うようになってからと決めていた。
そして、2人は大学進学を機に上京し、2LDKのアパートで共同生活を始める。
フミは入学当日の新歓コンパで処女を捨て、4年間で数え切れない男たちと一夜を共にした。
すでにテレビ局や出版社の内定を複数勝ち取っている。
一方、ノッコの周りでは何も起こらなかった。
勉強しかせず、未だに男を知らずにいて……。

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