
そもそも事の起こりは一本の電話だった。
峰尾尚人は外資系コンサルタント会社で働く27歳。
ある日、有給休暇中の上司・沢崎伸司に許可が必要な案件が発生した。
しかし、沢崎の携帯に連絡しても反応がない。
仕方なく、沢崎の自宅に電話したのだ。
応対したのは沢崎の妻・沙希だった。
彼女は省庁のキャリアと呼ばれるエリート職員で38歳。
子供はいなかった。
沙希は夫が有休中だったことを知らず、動揺を隠せない。
10日後、峰尾は沙希からホテルに呼び出された。
指定されたのはロビーではなく客室。
沙希は役人らしくグレイのスーツ姿でワインを飲んでいた。
彼女が言うには、峰尾の電話がキッカケで夫の浮気が発覚したのだという。
「峰尾さん、わたしと不倫して。
そうじゃなきゃ、わたし気がすまないの」。
峰尾が応じると、夫の前では見せてこなかった淫乱な顔をあらわにし……。
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