官能文学電子選集 宇能鴻一郎『女医も濡れるの

女医を目指す「あたし」は医学生だけど、まだ処女。
けれども、アルバイト先の病院で数々の変な先生や患者たちにイケナイことを教えられて……もう普通には戻れない!
あたしは女医の卵。
人間の体に接するチャンスが多いから、アレにも関心が強いの。
同僚の女子たちもみんなそう。
でも、勉強は忙しいし、意外にチャンスが少ないの。
欲求不満をため込んだあたしたち処女軍団は遊び人の男たちに「卒業」させてもらおうと思ったんだけど、あたしは不覚にも失敗。
悶々とするあたしに病院でのアルバイトが舞い込んだの。
でも、そこは男性器増大や包茎手術専門の病院で、しかも院長が大のスケベ。
あっという間にあたしの純潔は奪われちゃったわ。
ううん、それだけじゃないの。
包茎の童貞くんに頼まれて、「オトコ」にする手伝いをやらされたり、増大しすぎて、勃起したままの暴力団員らに「責任をとれ」と言われて代わる代わるお相手をさせられたりと散々。
新しいバイト先の病院は処女膜再生手術専門で、そこの院長先生もとんでもないの。
麻酔で眠らせた大勢の処女を奪いながらも処女膜を再生するから大丈夫だ、なんてほざくのよ。
同僚のミツ子さんと組んでこの悪徳医師を懲らしめようとしたんだけど、逆に快感に目覚めちゃって……もう変態ばっかり。
ほんとうに女医になれるのかしら。

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