
32歳の小池莉英子は元フィギュアスケート選手。
5歳からフィギュアを始め、将来はオリンピック選手かと期待された。
しかし、思春期に入ると体型が変化し、特にバストが大きくなってしまう。
グラマラスな体型は演技に向かず、無理な練習で腰を痛め、17歳で引退した。
その後は普通の生活を送り、今は主婦をしている。
ある日、故郷のアイススケートリンクが閉鎖になると母から聞いた。
いてもたってもいられず、思い出の地を訪れた莉英子。
そこでかつてのコーチ・溝口大助と再会する。
当時はまだ若かった彼も今は45歳。
熱心な指導がセクハラを疑われ、業界から足を洗ったばかりだった。
選手を辞める際、憧れの大助に処女を捧げたいと思った莉英子だったが、突っぱねられていた。
「十五年前の、やり直ししてもいいですか?」。
そう莉英子が口にすると……。
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