白梅一輪

還暦間近の飯沼は娘夫婦と鎌倉の円覚寺に初詣にやってきた。
そこで、元部下の希美恵と再会する。
7年ぶりに会った彼女は着物姿で今も変わらず美しい。
髪をアップにしていて、そろそろ四十路のはずだが、昔より一段と色っぽくなっている。
白に近い薄鈍色の地に紅い椿の侘助が控え目に描かれ、雪に耐えて咲いているように見える。
帯も緑や茶、朱色などのパステルカラーのグラデーションで、帯締めは薄紫だった。
飯沼は人妻になっていた希美恵を食事に誘う。
最後に会ったのは飯沼が栄転した時。
彼女とホテルにまで行っていたが、唇を重ねようとしたところで拒まれていた。
互いにあの時何もできなかったことを後悔していることを知り、2人の気持ちは燃え上がる。
飯沼が着物の中に手を入れると、ショーツははいておらず、ワレメは濡れていた。
飯沼は彼女の両手を細帯で拘束して……。

まだレビューはありません

購入・お申し込みはこちら