
田山栄一は69歳。
長年連れ添った妻を5年前に亡くし、子供たちも自立していて、今はひとりで暮らしている。
雪が降る中、スーパーで買い物をしていると、向かいの家に住む松浦景子と偶然遭遇。
一緒に帰ることになった。
景子は29歳の未亡人。
2年前に夫が交通事故で急逝し、今は小学生の息子を女手ひとつで育てていた。
帰りの雪道で、栄一は転倒した彼女を咄嗟にかばい、右腕の骨にヒビが入ってしまう。
責任を感じた景子は家にやってきて、手料理を振る舞ってくれた。
景子は可愛らしい花柄のエプロン姿で、胸の膨らみに目が奪われてしまう。
セミロングの髪に整った横顔、ツンとした鼻先にふっくらした唇も魅力的だ。
小柄で顔はやさしげだが、目力があって、芯の強さを感じさせた。
料理だけでなく、掃除など甲斐甲斐しく世話をしてくれる景子。
それどころか積極的に誘惑してきて……。
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