残り香

愛する姉の涼子が死んだ。
華奢な背中の震え、髪の甘い香り。
深い情愛と性愛を整理できぬまま、私が彼女の手の中に射精したあの夜、姉は眠っていたのだろうか。
結局、私はその答えを確かめられなくなったー。
「おじさまがママにしたかったこと、私が全部受けとめてあげるわ」。
禁断の快楽に翻弄される男の姿を描く、著者初の長篇情痴小説。

レビューを見る

購入・お申し込みはこちら

コメント

  1. user より:
    残り香 (幻冬舎アウトロー文庫)

    姉に恋し続けた男が、姉夫婦の交通事故によってある日
    娘を引き取ることになった。

    中学生のその子は「ママにしたかったことをかわりに受け止めてあげる」と男にいう。

    男の彼女の死、隣人の死、そして姉夫婦の死の真相は一体…

    真相は文中に陽に解かれててはないし、
    ミステリーじゃないけど
    ぞっとした。

    女って怖い。

  2. user より:
    残り香 (幻冬舎アウトロー文庫)

    詩織さんの作品はいつもストーリーが素晴らしいです。
    (∩.∩)
    お姉さんとの愛の絆が胸に響きました。
  3. user より:
    残り香 (幻冬舎アウトロー文庫)

    単なる性描写の集まり
    みんながみんな親近すぎるために美しく映らない。

    残り香って私の中ではとても大きなものだけれど
    このお話では香りは感じられなかったなぁ。

    残念